ペンネーム:由比 克倫 (ゆい かつのり)で執筆
フォーク・クルセダーズ『紀元弐阡年』ライナー・ノーツ抜粋
1965年結成時5人だったフォーク・クルセダーズは、196
7年に『ハレンチ』という自主制作盤をリリースしており、そのと
きのメンバーが加藤和彦,北山修,平沼義男の3人で『ハレンチ』
に収録されていた「帰ってきたヨッパライ」が深夜放送で評判とな
る。自主制作盤『ハレンチ』は、解散記念として作ったのだったが、
「帰ってきたヨッパライ」の大ヒットにより、平沼に代わり、端田
宣彦を加えた加藤和彦、北山修の3人のフォーク・クルセダーズと
して1年という期限付きで再結成。そして、メジャー・デビューと
なったのがこの『紀元弐阡年』というアルバムだった。「帰ってき
たヨッラパイ」に次ぐ第2弾シングル予定だった「イムジン河」は
政治的理由で発売禁止となり、その反動で加藤和彦が書いた曲が、
『紀元弐阡年』に収録されている「悲しくてやりきれない」で、こ
の曲は「イムジン河」のメロディを逆に書き直したものだった。が、
後にフォーク・クルセダーズの名曲としてカヴァーされることにな
る。おおたか静流、最近では、声優の鈴木 真仁(すずき・まさみ)
がカヴァーしている。