ANDY PRATT/アンディ・プラット
SICP-8030/アルバム/2002.3.20
ソニー・ミュージック・ジャパン・インターナショナル
ライナー・ノーツ抜粋 野田 執筆

そして、本作『Andy Pratt』のアンディ・プラットもピアノの前に
座った姿が一番様になるシンガー・ソンライターのひとりではないか?
と思うのだ。僕はアンディ・プラットの歌っている姿は見たことがな
いのだが、96年にリリースされたコンピレーション盤『The Andy
Pratt Collection』のジャケットは、ピアノに座って演奏する端正な
姿のアンディ・プラットをデザインしたものでとても素敵なのだ。そこ
から勝手に色々と歌っている姿を想像してしまう。しかし、本作『Andy
Platt』のジャケットはとても野暮ったい男として写っている。どうみ
てもポップでスマートなタイプではない。髪は洗い晒しでボサボサだし、
見てくれでファンを得ようなどという魂胆は毛頭感じられない。かといっ
て、レオン・ラッセルのようにロックオヤジな感じでもない。むしろ、
童顔で優しい感じだ。そんなアンディ・プラットの音楽を文章で伝える
とすれば、それはトッド・ラングレンとドノバンの中間のような音楽と言
えば良いだろうか。