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   「200CDフォーク 伝説の名曲からJフォークまで」
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「200CDフォーク 伝説の名曲からJフォークまで」立風書房
                       本体2100円
最強のフォークガイド登場!岡林信康、吉田拓郎から
サニーデイ・サービス、ゆずまで、時代を刻むフォーク必聴盤を厳選!
特別対談:西岡たかし、早川義夫、中川五郎
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 6月26〜27日には書店に並ぶとのことなので、このコラムを読まれてい
る頃は発売中のはずだ。僕も250ページ中33ページほど書かせて頂いた。
10人のライターで書いているので、担当ページは多い方だった。20〜30
代のライター5名、僕等40〜50代のライターが5名と世代的にも幅があり
リアルタイムとそうでない執筆者達で時代の捉え方も違い、良い意味で面白い
本になっていると思う。時代の捉え方は、世代によって異なるのは当たり前の
ことで、善し悪しで決着するものではないし、結論の出るものでもない。そう
ではなく、それぞれの世代が歴史から学ぶという姿勢が大切なのだ。それは、
音楽の歴史とて同じことだ。そういう意味では、対談のページは、50歳以上
の世代(司会は、岩田由記夫氏)のみで行っているので、きっと若い読者の反
論もあると思う。反論は、また新しい時代を生み出すはずだ。実はこの本の著
者では、40代は僕だけで、僕は僕で、50代の著者達、20〜30代の著者
達に頷けない部分がある。そういう意味で面白い本が出来上がったものだと思
っている。

こういう書籍をひとりで書いてしまうと、その筆者の時代の捉え方で統一され
てしまうので、良くも悪くも読者への影響が大きいが、10名もの共著となる
と捉え方のズレもあるので、読者自身に考えさせる余地も大きい。フォーク系
の日本の音楽シーンに興味ある方は、世代を問わず読んで頂きたいと思う。

とりあえず、有名どころは、バランス良く網羅され、最近のフォーク系アーテ
ィストについては、インディーズからもピック・アップされている。(全体的
には60〜70年代のアーティスト紹介が圧倒的に多い)また、有名アーティ
ストであっても、著者自身がアーティストと知り合いだったり、仕事上の関係
者だったりというケースもあり、他では読めない記事も諸処に見受ける。これ
がフォーク?というアルバムや曲も同列に並べてあるところもユニークだ。名
曲選のページには、当時の流行歌も同時に紹介している。60〜70年代のフ
ォーク、歌謡曲に興味のある方は、ぜひ読んで頂きたい。

 僕も多くのページを書かせて頂き、あらためて当時のフォーク、時代背景に
ついて再考する機会を持つことができた。それを本の刊行で完結させてしまう
のはもったいないなぁと思い、この本をテキストに講座を開いてみようと企画
してみました。僕の書いたページだけというのではなく、この本全体から、フ
ォークを再考してみたいと思っています。音源もなるべく多く揃え、聴きなが
ら学ぶ講座にしようと思っています。遠方の方へは、講座を録音してCDRO
Mにて販売します。フォーク・・というより日本語の歌そのものについて考え
てみませんか?

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